お食い初めなどの赤ちゃん行事どこまでやるか、どこまで誘うか

赤ちゃんが生まれると、次々に行事がやってきます。出産後のお七夜(おしちや)、お宮参り、お食い初め、初節句、初誕生日、そして七五三まで。これらは赤ちゃんの成長を祝う大切な節目ですが、すべての行事に家族や親戚をどこまで誘うべきか、どのように進めるかは悩みどころです。家族ごとに重要視する行事が違ったり、地域差や温度差もあるため、うまくバランスを取ることが大切です。


赤ちゃん行事の流れ


お七夜(生後7日目):赤ちゃんの名前をお披露目する儀式。

お宮参り(生後30日目頃):神社にお参りし、赤ちゃんの健康と成長を祈る行事。

お食い初め(生後100日目):赤ちゃんに食べ物を食べさせる真似をして、「一生食べ物に困らないように」と願う儀式。

初節句(初めて迎える節句):男の子は5月5日、女の子は3月3日に行われる行事。

初誕生日:赤ちゃんが1歳を迎える大切な節目。

七五三(3歳、5歳、7歳):神社にお参りし、成長を祝う行事。


これらの行事は全て赤ちゃんの成長を祝う大切なイベントですが、すべてを盛大に行うのは体力的にも経済的にも負担が大きい場合があります。特に両親の体調や赤ちゃんの状況によって、どの行事に重点を置くか、どの範囲で親戚を招待するかを考えることが必要です。


家族や親戚をどこまで誘うか

赤ちゃんの行事で悩むポイントの一つは、誰を招待するかです。特に、実両親と義両親の対応に差が出やすい場合があります。義両親と実両親を平等に誘いたいと思っても、地域差や個人の重要視する点が違うため、反応が異なることがよくあります。

例えば、義両親は参加を希望するものの、実両親は「3人でやりなさい」と言われる場合や、逆にすべてに参加したいと強く希望される場合もあります。基本的には平等にお誘いし、来てくれる方に参加してもらうのが良いでしょう。参加できない方には「また次の機会に」とサラッと伝えるのがスムーズです。

また、義両親に関しては、直接誘うよりも旦那さんを通してお誘いするのがこじれないコツです。義両親に誘いを断られた場合、嫁としてはショックを受けることもあり、「孫が可愛くないのか」と悪い方向に捉えてしまうこともあるため、配慮が必要です。


行事の重要度と地域差

赤ちゃん行事は、家族ごとに重要視する度合いが異なります。例えば、ある家族はお七夜やお宮参りを重視し、盛大に行うことを希望する一方で、他の家族では簡単に済ませることもあります。また、地域によってはお七夜を行わないところや、お食い初めを特別に祝わない場所もあります。

一方で、初節句や七五三などは多くの家庭で大切にされ、特に親戚が集まりやすい行事です。いずれにしても、赤ちゃんやご両親の体調や都合を最優先に考え、無理のない範囲で進めていくことが大切です。行事の形が立派でなくても、赤ちゃんを想う気持ちがあれば、それが成長したときに伝わるものです。


どこまで行事をやるべきか?

全ての行事を盛大に行うのは負担が大きいですが、どこまで行事を行うかは家族ごとの事情に合わせて決めることが重要です。例えば、出産とお七夜をまとめて行ったり、お宮参りとお食い初めを一緒に行うこともあります。時には行事を簡略化するのも一つの選択です。

また、親戚との距離や生活環境によっては、遠方の方に無理に参加をお願いせず、別の機会に訪問したり、旅費の代わりにお祝い金を贈るなどの配慮も有効です。赤ちゃんのお祝いは形式にとらわれすぎず、家族が無理なく祝える形で行うことが大切です。


まとめ

赤ちゃんの行事は、家族の大切な節目であり、その都度お祝いをすることで成長を見守ることができます。ただし、すべての行事を盛大に行うのは負担になることも多いため、家族や赤ちゃんの体調、生活スタイルに合わせて調整しましょう。義両親や実両親の対応も温度差があるため、無理せず、来てくれる方に感謝しながら進めるのが良いでしょう。最も大切なのは、赤ちゃんの健やかな成長を祝う気持ちです。