赤ちゃんのお食い初め料理を知ろう!その意味と簡単レシピ

お食い初めは、赤ちゃんが生後100日を迎えたときに、健やかな成長と一生食べることに困らないように願う大切な儀式です。
この儀式で準備する料理には、それぞれ意味があります。ここでは、代表的なお食い初めの料理と簡単に作れるレシピをご紹介します。


お食い初めの料理の意味

お赤飯
日本の祝い事では欠かせない「お赤飯」は、赤色に邪気を払う力があるとされ、赤ちゃんが健やかに成長するよう願う意味が込められています。

尾頭付きの鯛
「めでたい」の語呂合わせから、祝い事に欠かせない鯛。首から尾まで一貫していることから、長寿や成功を願う意味も込められています。

お吸い物
「吸う力が強くなるように」との願いが込められたお吸い物は、ハマグリを使うことが多いです。ハマグリはぴったり合う貝殻しか存在しないことから、良い伴侶に恵まれるという意味もあります。

煮物
煮物は、さまざまな食材を炊き合わせる「多喜合わせ」として、たくさんの喜びが訪れるようにとの意味があります。

香の物
酢の物やお漬物などが使われる香の物。紅白なますは、お祝い事にふさわしい紅白の色がめでたいとされています。


お赤飯のレシピ

材料(3合分)
・もち米(2.5合)
・白米(0.5合)
・小豆(80g)
・水(600cc)

作り方
1. 小豆を軽く水洗いし、たっぷりの水で一度茹で、湯を捨てる。
2. 再度水を加え、小豆が少し硬い程度に20分ほど煮た後、煮汁を取り分ける。
3. もち米と白米を研いで炊飯器に入れ、煮汁を3合の目盛りまで加える。水を足して調整。
4. 小豆を加え、「おこわモード」で炊く。炊き上がったら混ぜて完成。


尾頭付きの鯛のレシピ

材料
・鯛(尾頭付き)
・塩(適量)

作り方
1. 鯛のうろこ、内臓、エラを取り除き、しっかりと洗う。
2. 全体に塩を振り、1~2時間ほど置いて味を馴染ませる。
3. ヒレに塩をのせてアルミホイルでカバーし、オーブンやグリルで焼く。
4. 中まで火が通れば完成。


ハマグリのお吸い物レシピ

材料(4人分)
・ハマグリ(8個)
・昆布(5×5cm)
・酒(大さじ2)
・水(700cc)
・薄口しょうゆ(少々)
・三つ葉(少々)

作り方
1. ハマグリをしっかりと水で洗い、砂抜きをしておく。
2. 鍋に昆布、酒、水を入れて中火にかけ、沸騰前に昆布を取り出す。
3. ハマグリを加え、殻が開いたら薄口しょうゆで味を調える。
4. 器に盛り、三つ葉を添えて完成。


煮物(筑前煮)のレシピ

材料(4人分)
・鶏もも肉 150g
・にんじん 1/2本
・こんにゃく 80g
・れんこん 1/2節 (100g)
・ごぼう 1/2本 (90g)
・里芋 3個 (150g)
・絹さや 4枚
・干ししいたけ 4枚
・水 250cc
・サラダ油 大さじ1

煮汁の材料
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ2
・砂糖 大さじ1/2
・しょうゆ 大さじ2


作り方

1. 干ししいたけを冷水で戻し、戻し汁を200cc取っておく。しいたけは4等分に切る。
2. にんじんは乱切り、こんにゃくはスプーンでちぎり、ごぼうは斜め切り、れんこんはいちょう切りにして水にさらす。里芋は皮をむき、塩でもんでから水で洗い流す。
3. 鍋にサラダ油を熱し、鶏もも肉を炒める。色が変わったら、他の野菜も加えて全体を炒める。
4. しいたけの戻し汁、酒、みりん、砂糖を加えてひと煮立ちさせ、アクを取り除きながら10分煮込む。
5. しょうゆを加えてさらに5〜6分煮込み、最後に煮汁を少し飛ばして仕上げる。
6. 絹さやは熱湯でさっと茹で、最後に煮物に添える。


紅白なますのレシピ

材料(作りやすい分量)
・大根 300g
・にんじん 50g
・塩 小さじ2/3
・昆布だし 大さじ6 (90ml)
・酢 大さじ4 (60ml)
・砂糖 25g (大さじ2と1/2)
・塩 小さじ1/3


作り方

1. 大根とにんじんを3〜4mm幅の棒状に切り、ボウルに入れて塩を加えて10分ほど置き、水気を絞る。
2. 別の容器に昆布だし、酢、砂糖、塩を混ぜ合わせて甘酢を作る。
3. 絞った大根とにんじんを甘酢に漬け込み、冷蔵庫で味をなじませる。
4. 食べる前に器に盛り付け、ゆずの皮などを飾りとして添えると完成。


まとめ

お食い初めの料理はそれぞれに意味が込められており、赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な儀式です。

煮物(筑前煮)、紅白なます、お赤飯、尾頭付きの鯛、ハマグリのお吸い物はどれも縁起の良い料理としても知られています。

この機会にぜひ、赤ちゃんのお祝いに心を込めた料理を準備してあげましょう。作るのが大変ということなら宅配の選択肢もあります。