お食い初めはいつ? | 実施日の計算方法から吉日(六曜)の考え方
百日祝い(ももかいわい)とも呼ばれるお食い初めはいつするのが良いのでしょうか?
近年では新生児の生後100日目(または110日目、120日目)が最も多く、土日祝日や皆様が集まりやすいお日にちを考慮して行われています。
地方により、お食い初めの儀式を延ばす(食い延ばし)と長生きするという理由から、120日目以降の吉日に行うこともあります。
100日目や110日目、120日目がいつなのかはお食い初めカレンダーでご確認いただけます。
大安や仏滅などの六曜と、土日祝日が一目でわかる便利なお食い初めカレンダーです。
そもそも「お日柄」とは?
お祝い事の日にちを決めるときに必ずといっていいほど出てくるのが「お日柄」の問題ですね。
お祝い事は大安の日にするのが良く、仏滅は避けた方が良い、と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。結婚式やお宮参りなどでお日柄を気にした経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
結論からいうと、お食い初めはお祝い事ですので、仏滅は避けた方が無難です。しかし、もしご自身やご家族が六曜を気にされないのであれば、そこまで神経質になる必要はありません。
六曜とは?
大安や仏滅と言われているのは、六曜という暦注のことです。
暦注とは、暦に記載される吉凶や運勢のことです。六曜の由来は中国の陰陽五行説にあり、日本には幕末に伝わりましたが、庶民の間に広まったのは明治時代で、本格的に使われるようになったのは戦後と言われています。
意外と最近に広まったものなんですね。
お食い初めは平安時代から続く伝統行事なので、六曜よりも歴史が古いです。したがって、お食い初めの日取りに六曜を厳密に気にする必要はないことがわかります。
六曜の種類
六曜には「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」という6つの日があり、それぞれに意味や吉とされる時間帯があります。
大安は「一日中吉日」、仏滅は「一日中凶日」とされるため、お祝い事には避けられがちです。お食い初めも大安の日にするのが一般的ですが、あまり六曜に縛られない考え方も増えています。
お食い初めの日数の数え方
日本の伝統文化では、0からではなく1から起算します。お食い初めは、生まれた日を1日目として数えます。
例えば、4月1日に生まれた赤ちゃんのお食い初めの日取りは次の通りです:
100日目(99日後):7月9日
110日目(109日後):7月19日
120日目(119日後):7月29日
生後100日目は正確には101日目のことです。昔は「0(ゼロ)」という概念がなかったため、1から数える習慣がありました。
お食い初めを大安に行いたい場合
お食い初めの日取りを決める際、大安や仏滅を気にされる方も多いです。
その際にはお食い初め大安カレンダーをご利用いただくと便利です。
お食い初めの準備を始める前に
お食い初めの儀式は、100日目から120日目の間で行うのが一般的ですが、その日を過ぎてしまっても問題ありません。お祝いを家族の都合に合わせて行うことが大切です。赤ちゃんの体調や参加者の都合に合わせて、笑顔いっぱいの儀式をお楽しみください。
京都では「食い延ばし」として、生後120日目以降にお食い初めを行う習慣もあります。儀式を遅らせることで、赤ちゃんの長寿を願う風習です。
まとめ
お食い初めの儀式は、生後100日から120日目を目安に行いますが、日取りにこだわる必要はありません。
六曜や吉日も参考にしつつ、大切なのは赤ちゃんの成長を祝う心です。ご家族で笑顔いっぱいのお祝いをしましょう。